ひゃくさい 年金者大学の新聞です。講座と行事の案内

あいち年金者大学は、全日本年金者組合愛知県本部の方針に則って、教養・旅行などの文化面の一端をになって、高齢者ならびに年金で生活する人々を主な対象者に活動しています。財政的には全日本年金者組合愛知県本部とは独立採算とし、相対的な自主決定権を持っています。
「メーリングリスト“あいち年金者大学”を準備しています。
参加ご希望の方は、narano-oka@par.odn.ne.jpまで
参加希望とお知らせください」
年金者大学機関紙 ひゃくさい22年7月号

8/10(水)連続講座:平和について考える14………………………………2ページ
「戦禍の記憶」を発行して
8/29(月) 連続講座:あなたと訪ねる短歌の世界10 ……………………2ページ
「平和と戦争の歌―極限の中の人間の希望」
8/30(火) 連続講座:映画鑑賞会 …………………………………………3ページ
「老後の資金がありません」
8/19(金) 研究誌ひゃくさい読者交流懇談会 ……………………………3ページ
※ 2022年前進座名古屋特別講演………………………………………4ページ
原則として講座などの会場は名古屋市北区役所 7階 総合社会福祉会館 です。
1階の案内には福祉講座になっていますが7階まで上がって下さい。
講座等の参加費は無料です。 ただし資料代として300円をご用意下さい。
主催 あいち年金者大学
「戦禍の記憶」を発行して
講 師:小澤 守(新日本歌人協会愛知支部)
と き:8月10日(水) 13時30分~
ところ:名古屋市北区役所7階・総合社会福祉会館中会議室
「新日本歌人協会愛知県支部」と「あいち歌の会」では、このほど「歌集 戦禍の記憶」を発刊しました。(自費出版、500円)会員の中でも戦争の記憶を持つ会員が少数派になっていることに危機感を持った同会が、会員の体験や親族からの聞き取りなどを、手記や短歌にして集めたものです。
今回はメンバーの一人小澤さん(90歳)から、その体験を語って頂きます。
私は岩手の平泉の北の農家の生まれですから、戦禍の酷かった都市部とは違い、深刻で悲惨な体験はありません。ただ「これが戦時というもの」の経験や体験は語りつくせないほどあります。
小学校三年生から唱歌の時間はなしで軍歌に。朝の登校は班ごとで軍隊式に。「そんな様(ざま)では大東亜及び世界の指導者になれるカッ」と週番教師のビンタ教育が始まり、すべてが戦争に勝つための「一億一心火の玉」となって、連日開墾や勤労奉仕などで授業無しが続く日々でした。あの頃から80年近くなりますが、やはり平和であることが一番なのです。
連続講座:あなたと訪ねる短歌の世界10
「平和と戦争の歌―極限の中の人間の希望」
講 師:津田道明(北支部)
ところ:名古屋市北区役所7階・総合社会福祉会館◇中会議室
世をあげし思想のなかにまもり来て今こそ戦争を憎む心よ 近藤芳美
(『埃吹く街』昭和23年)
世の中が、戦争へ戦争へと傾斜していった戦前期。その流れに抵抗することが許されない時代のなかで、必死の思いで自分の内面を守ろうとしてきた人たちがいました。それは圧倒的に少数だと言われています。しかし、ほんとうに大多数の人々は、そうした風潮に身も心も身をゆだね切っていたのだろうか。
憲法を変えようとする執拗な動きがますます強まっている中、あらためて、昭和のアジア・太平洋戦争下の人々心の光と影を追ってみたいと思います。
連続講座:映画鑑賞会(第230回)
「老後の資金がありません」 2021年 115分
解 説: 倉元孝幸(尾張旭支部)
と き: 8月30日(火) 13時30分~
監督:前田哲
出演:天海祐希、松重豊、草笛光子、加藤諒、新川優愛、瀬戸利樹ほか
垣谷美雨の同名ベストセラー小説を「狗神」(2001)以来20年ぶりとなる天海祐希の単独主演作として映画化。
オレオレ詐欺、住宅ローン、息子の結婚、夫のリストラ、それに姑との同居など様々な金難に襲われながらも懸命に奮闘する姿を描く。
家計に無頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッグも我慢して、夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰りし、コツコツと老後の資金を貯めてきた。しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降りかかる。そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き取ることを口走ってしまう。芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。
研究誌ひゃくさい読者交流懇談会
と き:8月19日(金) 13時30分~
ところ:名古屋市北区役所7階・総合社会福祉会館◇大会議室
毎回4~5名で、参加者が持ち寄った話題で、活発に討論しています。
研究誌ひゃくさいの読後感想を出し合うというのが本来の趣旨でしたが、あまりこだわりません。知的欲求を求めて最近感じていることを、現在の社会についての思いや怒りを、ぶつけ合う機会にしています。遠慮はいりません。どんどん参加し、発言してください。
※毎月最終金曜日を定例として開催してきましたが、今回は会場の関係で第3金曜日です。お間違えの無いようにご参加ください。
2022年前進座名古屋特別講演
組合員の皆さん好評の前進座公演が今年もやってきます。今回は山本周五郎原作の人情時代劇、楽しみですね。各支部で誘い合っての観劇を お願いします!
演目:山本周五郎=原作 津上忠=脚色 市川 正=補綴・演出
「雨あがる」
出演:早瀬栄之丞、浜名美貴、中嶋宏太朗、上沢美咲、新村宗二郎、松原健之(客演)
会場:日本特殊陶業名古屋市民会館ビレッジホール
日時:2022年10月11日(火) 14:30~
観劇料金:A席8,500円のところ 7,500円 200席
B席5,000円のところ 4,500円 52席
C席3,500円のところ 3,150円 34席
※各支部から県本部に申し込んでいただきますと、支部にマージンが 戻ってきます。支部の諸活動にご利用ください。
事務局員募集中 あなたもわたしたちと一緒に年金者大学を作ってみませんか。受付・新聞づくり・会計・ウェブ担当… 仕事はいろいろあります。新しい仲間を求めています。 |
年金者大学機関紙 ひゃくさい22年6月号

7/ 4(月)連続講座:今、読み返したい古典32………………………………2ページ
「平家物語」・「吾妻鏡」を楽しむ
7/ 8(金)連続講座:美術館・博物館を訪ねる5………………………2~3ページ
古川美術館~千種区池下の街なかにある~
7/11(月) 連続講座 映画鑑賞会(第229回) ……………………………3ページ
「ひまわり」
7/19(火) 連続講座 あなたと訪ねる短歌の世界9…………………3~4ページ
「暮らしの中の短歌Ⅱ」
7/29(金)研究誌ひゃくさい読者交流懇談会………………………………4ページ
原則として講座などの会場は名古屋市北区役所 7階 総合社会福祉会館 です。
1階の案内には福祉講座になっていますが7階まで上がって下さい。
講座等の参加費は無料です。 ただし資料代として300円をご用意下さい。
主催 あいち年金者大学
「平家物語」・「吾妻鏡」を楽しむ
講師:近藤早苗(熱田支部)
と き:7月4日(月) 13時30分~
ところ:名古屋市北区役所7階・総合社会福祉会館
大河ドラマの壇ノ浦の回では、ツイッター上で「那須与一が出て来なかった!」と残念がる声が飛び交っていたそうです。そこで、数年前にも一度読んでいますが、「平家物語」の壇ノ浦の合戦の名場面をもう一度声を出して味わうことにしました。また、「吾妻鏡」から、北条政子の演説など有名な場面をいくつか選んで紹介します。
毎回完結の講座で、わかりやすく解説しますので、普段あまり古典に触れる機会のない方でも、今回初めての方でも大丈夫です。筆記用具のみでお気軽においで下さい。
連続講座:美術館・博物館を訪ねる5
古川美術館~千種区池下の街なかにある~
案内:岡田 保(守山支部)
と き:7月8日(金)
ところ:古川美術館・分館為三郎記念館(入館料、団体で800円)
内容:「美術館・博物館を訪ねる」シリーズは「何か気になる美術館・博物館」、「一度行ってみたいなぁ」と思うのだけれど、一人ではどうも…」 という美術館・博物館を、団体鑑賞しようという企画です。今回は地下鉄駅から徒歩3分にある小さな美術館です。
古川為三郎は小さな映画館の経営をスタートに、一代にして「日本ヘラルド映画株式会社」という洋画配給会社を業界トップに押し上げた人物です。長年にわたって収集してきた美術品を「私蔵することなく皆様に楽しんでいただきたい」と1991年に古川美術館を開館させ、初代館長に就任しました。(その2年後に103歳で没)
今回の企画展は「第60回記念日本現代工芸美術展」です。現代工芸美術家協会会員42名が、それぞれの自薦する代表作を出品します。また、分館為三郎記念館はもともと古川為三郎邸だった数寄屋造りの邸宅と日本庭園・茶室ですが、今回の企画展ではこの分館にも工芸作品を持ち込んで空間を演出するという事です。
また分館には「数寄屋deCafé」があり、コーヒータイムを楽しむこともできます。
連続講座:映画鑑賞会(第229回)
「ひまわり」 1970年 イタリア 107分
解 説: 淡野康子(中村支部)
と き: 7月11日(月) 13時30分~
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演:ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニほか
第二次世界大戦下のイタリア、ジョバンニとアントニオは美しいナポリの海岸で恋に落ちる。アントニオはアフリカ戦線行きを控えた戦士だったため、二人は出征を遅らせようと、結婚し結婚休暇を取る。
休暇はあっという間に過ぎていき、アントニオを戦地に向かわせたくないジョバンニは、アントニオの精神状態がおかしくなったとして精神病院に入院させる。しかしそれが偽りであったことが発覚したため、最も過酷なロシア戦線に送られることになる。
戦争による愛する人との別れ、そして悲劇の再会!
初めに、地平線のかなたにまで広がるひまわりの畑が、ヘンリー・マッシーニの名曲と共に映しだされます。同じシーンがラストにも。有名な映像です。そしてひまわりの下には、多くの戦争犠牲者が眠っています。
ウクライナ侵略からやがて4ヶ月にもなろうとしています。毎日の報道で、本当に心が痛みます。ウクライナの広大な大地にまたひまわりの花が咲いてほしいと願うあなた! 是非ご覧ください。
連続講座:あなたと訪ねる短歌の世界9
「暮らしの中の短歌Ⅱ」
講 師:津田道明(北支部)
ところ:名古屋市北区役所7階・総合社会福祉会館◇中会議室
一尺の雷魚を裂きて冷冷と夜のくりやに水流すなり 『早笛』馬場あき子
前回、おもに祖父、祖母から孫の歌まで、暮らしのなかの人間の〝時間軸゛を縦軸として見てきました。
今回は、日常生活そのものを、横軸の展開として、街の歌から家庭での日常、飲食・料理といったさまざまな暮らしの風景までをとりあげます。
生きること、生きている現実を、人はいかに日常の暮らしの中にとらえて歌ってきたか、みていきましょう。
研究誌ひゃくさい読者交流懇談会
と き:7月29日(金) 13時30分~
ところ:名古屋市北区役所7階・総合社会福祉会館◇大会議室
毎回4~5名で、参加者が持ち寄った話題で、活発に討論しています。
研究誌ひゃくさいの読後感想を出し合うというのが本来の趣旨でしたが、あまりこだわりません。知的欲求を求めて最近感じていることを、現在の社会についての思いや怒りを、ぶつけ合う機会にしています。遠慮はいりません。どんどん参加し、発言してください。
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